乳酸菌でぜん動運動を促進
便というものはなかなか人には相談しにくいものです。
特に日本では、便に関する話題は恥ずかしいという認識が強く、子どもでも便秘が相談できないなどの雰囲気が色濃くあります。
しかし便は人間の身体を健康に維持していくためには非常に重要です。
身体に不要になったものを排出し、身体に悪影響を与えかねない毒素も排出できるのは、便のおかげだからです。
毎日の快適な便通があるかどうかは、健康のバロメーターでもあります。
便通に不具合が生じている場合、恥ずかしがらずに改善していくことが大切です。
ではどのような方法をとれば良いのでしょうか。
そこで、子どもからご年配の方まで安心して摂取できるのが「乳酸菌」です。
母乳にも含まれますし、離乳食期から食すことが出来るヨーグルトにもふんだんに存在しています。
乳製品に抵抗のあるご年配の人には、味噌や醤油といった和食調味料でも摂取できるとあって、非常に手軽な菌です。
でもどうしてこの菌にはそんな効果が眠っているのでしょうか。
便通とは、「ぜん動運動」という運動が関わっているのです。
乳酸菌にはこのぜん動運動を促す効果があります。
ぜん動運動は、腸が排便をする際に便を押し出せるように言ううねる動きを言います。
便意を催す時に腸が動いているように感じるのはまさにこのぜん動運動です。
便秘の状態に悩んでいる人は、このぜん動運動を活性化させると便通の改善が可能です。
ストレスや疲れが腸に溜まると、ぜん動運動が鈍くなります。
乳酸菌を食べることで自然な流れで排便することができるのです。
また、もう1つの素晴らしい効果もこの菌には眠っています。
それは、「便を柔らかくする効果」です。
硬い便はなかなかぜん動動きでも排出させることが出来ないので、水分を含ませることでやわらかくすることが大切です。
乳酸菌はその効果があり、便を柔らかくする事ができます。
ヨーグルトをたべるとおなかがゆるむように感じるのはこのためです。
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