乳酸菌は何日くらい腸にいる
たっぷり乳酸菌を摂取している、と自負している人も多いかと思いますが、あくまでも菌なので生き物であることを忘れてはいけません。
小さな菌は私たちに健康をもたらしてくれますが、一体どれぐらいの間、腸内に留まってくれるのでしょうか。
乳酸菌の寿命とも言える滞在期間についてお話しましょう。
まず、私たちの身の回りには多くの乳酸菌が元来存在しています。
例えば、チーズなどを代表とする動物由来のものもあれば、漬物などを代表とする植物由来のものもあります。
2つに大きく分けることが出来る他、菌自体にも様々な種類が存在しており、メーカーが発見した独自の菌も多数あります。
甘いドリンクに使用されているものや、ヨーグルトやサプリメントに配合されているものもあります。
こうした菌の種類によって、寿命がやや異なりますが、一般的に乳酸菌は私たちの腸内に3日間程度から、長くて1週間程度とされています。
ただ、近年研究が進んだことにより判明しているのは、ある種類のものですと1か月以上もの間生存しているのです。
まだまだ未知の部分もあるので、今後体内にもっと長い間定着できる菌も登場するかもしれません。
しかしまだまだ体内の滞在期間は短いものです。
ここまで聞くと、身体にいい菌短いと驚かれた人も多いことでしょう。
菌の死骸は善玉菌の餌になったり、そのまま便として排出されたりします。
多くの菌は滞在期間が短いので、出来る限り毎日の摂取が望ましいのです。
乳酸菌を毎日補うことで、体内の善玉菌が悪玉菌に負けることなく頑張ってくれます。
悪玉菌の増加は体調不良の原因にもなり、なかでにはガンなどを誘発することもわかっているのです。
日和見菌を善玉菌の味方にするためにも、毎日補いましょう。
でも、中にはどんな製品を摂取していいのかわからないと言う人もいます。
そこで、私たち日本人の基本食の和食を思い出しましょう。
味噌や醤油には豊富な乳酸菌がたっぷりと含まれているのです。
みなさんも乳酸菌で免疫力アップを目指しましょう。